マットレスの選び方

寝室でくつろぐためには、インテリア全体の雰囲気を考えることも大事ですが、それよりもベッドのマットレスの質がいちばん重要になってきます。1日の疲れを取り、ぐっすりと眠るためには、自分にあったマットレスを選べるかどうかにかかっています。みなさんも、ベッドのデザインや大きさと同じように、寝心地のいいマットレスを求めているのではないでしょうか?

 

いいマットレスとは、熟睡できるマットレスのことです。その条件として、下記のような点があげられます。

 

◎ 適度な硬さがあり、身体の凸凹を正しく支えられること。

◎ 不快な横揺れがなく、形が崩れないこと。

◎ 保温性と通気性にすぐれ、耐久性があること。

◎ 耐圧分散性にすぐれ、寝返りを少なくできること。

 

などがあげられます。身体の凸凹を正しく支えることは、背骨をまっすぐに保つことにつながります。背骨がまっすぐに保たれれば、自ずと寝返りを打つことも減り、ぐっすり眠れるというわけです。その「ぐっすりとした眠り」を叶えるためにメーカーは日々研究と開発を重ねています。

 

 

寝心地にはもちろん個人差があります。また、人の体系はいろいろで、猫背に人、平尻の人、出尻の人、腰や肩の左右どちらかがあがっている人など本当にさまざまです。さらに、男性と女性では背中のへこみ方も違います。身長の高さ、体重、それらすべてが人によって違うので、誰にとっても快適なマットレスをつくるというのは困難な話です。やはり、寝てみて初めて、自分の身体に合うかどうかが分かります。

 

しかし、ベッドを選ぶときに靴も脱がずに腰掛けてみるだけ、という人を見かけることがあります。それではいいベッドを選ぶことを最初から放棄しているようなものです。お店やショールームだからといって恥ずかしがらず、靴を脱いで、くつろいだ気持ちで横になって選ぶことが大切です。