寝装と寝具について

ベッドを使う洋式と布団を敷く和式、どちらも基本的な寝具は同じで、下敷きと上掛け、そして枕の3点になります。これらの寝具は簡単には洗濯ができません。

 

そこで、これらを清潔に保つために、リネンを使って汚れや汗から守るようにします。下敷きはベッドの場合はマットレスとベッドパッド、和式の場合は敷布団です。上掛けは共通で、掛布団や毛布を使います。

 

 

布団と枕

敷布団:ある程度のクッション性をもたせるために、中に詰め物を入れています。これを中綿と呼び、材料には木綿や化繊綿(ポリエステル綿)、羊毛などが使われます。この中綿を布で包んで敷布団の中に入れます。

 

掛布団:敷布団と同様、中に詰め物を入れます。中綿の材料も同じく木綿や化繊綿も使いますが、やや重くなります。その点、水鳥の羽毛(または羽根)は軽くて保温性や吸湿性・放湿性が優れています。

 

枕(ピロー):枕は高さがポイントで、一般的には4〜8cm程度がよいとされています。枕の中身は、他の寝具と同様に吸湿性・放湿性やある程度の硬さ、弾力性などが必要になります。そば殻や小豆が昔から使われているのは、こうした性能に優れているからです。そのほか、水鳥の羽根、樹脂製のビーズやパイプなどが使われています。

 

 

ベッドリネン

シーツ:シーツにはマットやベッドパッドを包むアンダーシーツと上に掛ける毛布などを保護するためのアッパーシーツがあり、肌が接する部分を清潔で快適な状態にしてくれます。

 

ベッドパッド:マットレスとシーツの間に敷く薄い布団のことです。

 

ベッドカバー:メーキングしたベッドをおおっておくカバーのことです。インテリア的に重要な要素になります。

 

ピローケース:枕カバーのことです。

 

コンフォーターケース:布団カバーのことです。