ふとんとベッドどちらが良いか?

ふとんがいいか? ベッドがいいか? という質問を耳にしますが、よく言われているのが、ベッドの長所のひとつは上げ下ろしの手間がいらず、埃もたたないというところです。短所は長く使うことでコイルが弱くなって中だるみになり、寝た時に寝苦しい姿勢になるところです。

 

しかし、最近のベッドはこうした短所を改善してコイルも丈夫になってきています。ですので、実際のところ個人の好みによるので、一概にどちらがいいかは言えないと思います。ただし、ここでは快眠のために重要な条件である保温の点で、この2つを比べると私はベッドをおすすめします。

 

眠っているときに逃げる熱は、ほとんどが掛け布団からではなく、敷き布団のほうから逃げていきます。とすると、ベッドの方がふとんよりも分厚く保温効果が高いので、それだけ保温に有利ということになるからです。

 

また、部屋の温度調節を十分に行えるのであれば、掛け布団は軽いものを使用した方が、より保温効果を望めます。それは、重い布団を使用すると、少し暑くなったときに無意識に布団をよけてしまい、寝巻きのまま寝ていることが多いからです。逆に軽い布団ですと、少しめくるだけで風を通すことができるので、温度調節がしやすいのです。