ポケットコイルマットレス

ポケットコイルマットレスは、独立コイルとも言います。名前の通り、コイルひとつひとつがポケット(袋や穴)に入っていて、それぞれが独立して動くつくりです。それが睡眠中に起こる人間の動きに細やかに対応し、身体の軽い部分は浅く、重たい部分は深く沈むようになっています。ですので、いつも自然な寝姿勢を保てます。ひとつひとつの独立した「点」が「面」となって身体を支えてくれます。

 

ここでも、独立したコイルの形状を、各メーカーが工夫しています。ポケットコイルを世界で最初に開発したシモンズは、線径1.9mmと2.1mmのコイルスプリングを組み合わせています。また、高さも3種類用意して、それぞれを圧縮してポケットに入れています。同様に日本フクラのポケットコイルも、1.8mmと2mの2種類があり、体重のかかる中央部は太いコイルを、頭や脚があたる部分には細めのコイルを使って、マットレスの硬さを調整しています。

 

ポケットコイルマットレスの場合、気になるのは湿気の問題です。これに関してはポケットコイルの袋に不織布を使うなどして、湿気がたまることを防いでいます。気になる方は公式HPなどで調べて見てください。