性格による睡眠時間の違い

アメリカの精神医学者アーネスト・ハルトマンさんが、睡眠に関するおもしろい研究結果を発表しています。

 

まず研究の内容とは、眠りの時間と性格の間には何らかの関係があるのではないか?というものです。その結果は以下の2つに分けられています。

 

 

ショートスリーパー:精力的で、野心家、グループ内で有能さを発揮する人が多い。概して勤勉、多忙、かつ自信家で、社会に適応しており、性格的には果敢なところがある。自分自身と、現在の生活に満足している。彼らはこの実験に対しても、また政治などに対しても、不平はあまりもっていなかった。

 

ロングスリーパー:何事につけても悲観的で、社会的、政治的に批判的な傾向が強い。ショートスリーパーに比べいろんな面で満足しておらず、実験についても不平を口にしていた。また、睡眠という行為を高く評価する一方、大部分の人は、軽度か中程度の精神的問題を抱えていた。

 

 

簡単に説明すると、短時間睡眠で満足できる人は取りこし苦労をしない人。長時間睡眠が必要な人は取りこし苦労をする人だということです。

 

このようにアーネスト・ハルトマンさんは、性格によって眠りの時間に長短があることを報告しています。ですので、何事にもあまりくよくよせずに生活を送るほうが、睡眠にも良い影響を与えることが考えられます。