快眠のための食事

快眠を得るためには、夕食の時間を最低でも寝る1時間前、できれば3〜4時間前までに食べるのがいいと言われています。なぜこんなにも時間の幅があるかというと、食べるものによって消化にかかる時間がかわってくるからです。

 

例えば、お米などは胃で消化するのに約2時間ほどかかりますが、パンは1時間ぐらいしか時間がかからないのです。また、同じタマゴでも半熟卵と生卵ではおよそ1時間ぐらいの差があります。天ぷらや豚肉料理ですと、4時間以上かかります。そう考えると消化に時間がかかるものをたくさん食べた時は、長い時間待つ必要がありますが、逆に消化の早いものを食べた時は、短い時間ですむわけです。しかし、何を食べるかだけでなく、量によっても時間はかわってきます。もちろん多くの量を食べれば食べるほど、消化には時間がかかってきます。

 

また、寝つきをよくする食べ物として、香辛料を食事に加えると効果があると言われています。香辛料は胃や腸の働きを活発にし、全身の血液循環をよくし、発汗などの生理機能を促す効果があるからです。ただし、寝つきをよくするために香辛料を過剰にとることは、胃に対する刺激が強くなるので、ほどほどに食事に加えることが大切です。