落ち着く色とは?

快眠を得るための寝室づくりには、落ち着く色を取り入れることもひとつの要素になります。眠ろうという心理状態には、色彩による工夫も有効な手段なのです。

 

色が人間の心理に及ぼす影響は、色彩心理学という研究分野もあるぐらいで、今までにかなり詳しい研究報告がされています。そういったさまざまな研究結果から言えることは、まず、あまり冷たい印象を感じさせない中間色が、人間の心を落ち着かせるために向いているようです。例えば、少し落ち着いたピンクや緑や、淡いクリーム色などです。

 

また、自分の好みの色を選ぶことも重要ですが、あまりコントラストの激しい配色や、補色関係にある色は、刺激を強く受けてしまうので寝室には向いていないとされています。赤と黒、白と黒、紫と黄緑などの配色が例にあげられます。

 

しかし、いくら落ち着く寝室にしたいからといって、部屋の色をすべて塗り替えることは、現実的に予算の問題もあるので困難です。ですので、手軽な方法としては、やはりカーテンや照明の色で自分の落ち着く色調を選んでみるのが良いと思います。